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ガンが進行したら大変だよということ☆1 尿管ステント編

ガンというのは知っての通り、肺や腸や胃といった内臓が原発巣の場合、
内臓を徐々に徐々に蝕んでいき、
やがては死に追いやるというとてもじゃねえがやってらんねえ病気だが、
余命幾ばくもない俺とかの場合、
健康な人からしたらかなりの勢いで有り得ねえ試練を毎月受けていたりする。
つまり何が言いたいかというと、俺の場合、右の腎臓がほぼ壊死し、
左の腎臓をなんとしても死守してこれから生きていかないといけないという事なのである。


s01.jpg

ビックリするほど簡単に泌尿器の臓器の説明をすると、
普通の人は腎臓で尿が作られ、尿管を通って膀胱に流れ、
それがある程度溜まったら尿意を催し、尿道それすなわちチンコから出すのが普通だが、
俺の右の腎臓の場合、


s02.jpg

右の尿管で狭窄が起こり、詰まってしまって流れなくなってしまったのが3年前。
後述する尿管ステントを入れようとしたが、完璧に詰まりすぎて入らなかったのだ。
この狭窄の原因は癌のリンパ節転移による尿管狭窄であり、
尿が排出されなくなった右の腎臓は水腎症となり、
もう右の腎臓は機能してないというわけである。
わけであるが、腎臓っちゅうもんは1個あれば普通の生活は出来るので問題ではない。

では何が問題か。
それは勿論「左の腎臓も詰まる」と言う事だ。
両方の腎臓が使い物にならなければ、腎不全となり、
いよいよ透析を受ける事まで考えなければならない。
詰まる兆候は2008年11月の手術の際撮ったCTから既に解っていたのだが、
2009年1月にいよいよそのときが来た。
尿の出が明らかに減り、左の腎臓部に鈍痛が起きたのである。
それはもう読んで字の如く死ぬほど痛く、座っても痛い、
横になっても痛いでマジで地獄のような痛みであった。
痛いというか熱いというか死ぬというか、
腎臓をぶっ壊し透析患者となるのは真っ平御免なので、
俺は急いで「なんとかして左の腎臓を助ける」方法を取った。
その方法っつーのが左の尿管にステントを留置すると言う事である。


s03.jpg

結論から説明すると、
狭くなって流れにくくなってる尿管にポリウレタンの管を腎臓までつっこみ、
その管からおしっこを流そうというとても素晴らしいチューブなのであるが、
それがまあチンコそれ即ち尿道からチューブを身体の中に突っ込むわけで、
その作業が痛くない筈が無く、ぶっちゃけかなりの勢いで地獄を毎月味わう訳である。
と言うわけで今日はその辺りの話をしようと思う。

尿管ステント留置は手術室で行われる。
俺はもうマジで10回近く手術室に入っているので手術室は慣れたモンだが、
何回経っても入る時の恐怖感っちゅうもんはぬぐえないもんである。

裸になり、手術台に横たわり、1億以上しそうな造影のカメラが近くに設置され、
まあその他色々準備がテキパキと進み、泌尿器科の先生が来て、
いよいよ留置術が始まる。
始まる前に、まずは局所麻酔を受ける。
硬膜外麻酔それ即ち仙骨麻酔で、ぶっちゃけ留置術もそうだがこれが一番嫌である。
何が嫌かというとマジで死ぬほど痛いのだ。
仙骨(ケツにある尾てい骨)に注射を刺し、麻酔薬をドクドクと注入していく。
骨の中にダイレクトで麻酔が伝わるのだ。
マジ想像を絶する程の痛みがこれだけで伴う。
3年前に尿管ステントを右に留置しようと初めて仙骨を受けた時泣いてしまったくらいだ。
尾てい骨に針を刺し、医者が凄い力で麻酔をピューっと入れていく。
凄い勢いで押されながら麻酔が入ってくるあの独特の感覚。
出来れば一生味わいたくないものだが、ステント交換は毎月なのでそうはいかないわけで。
麻酔を入れないでステントを入れようとすると、
余りの激痛で男の場合ショックで気を失うらしいが、
ぶっちゃけ仙骨麻酔の痛みもマジ激しいんで勘弁して欲しい。

仙骨麻酔を入れ10分、麻酔が効いた頃いよいよステント留置術が始まる。
まずは注射針を尿道に入れ、ゲル状の麻酔薬を膀胱に入れる。
その後針を抜き、チンコを両側から全力でつまみ、尿道を完全に押し広げ、
直径7mmの内視鏡を膀胱まで無理矢理入れられる。


s04.jpg

図で説明するとこうなる。
突っ込んだ後、位置を微調整する為、上下左右に何回か動かす。
チンコの先からカメラを入れるその痛みはマジでびっくらこく程酷いもんだが、
膀胱の中から棒でチンコごと動かされるその痛み。
のうのうとただ何となく生きているだけの生産性の無いニート共にゃ一生分かるまい。

内視鏡を尿道から突っ込み、
手元で自由に操作出来るガイドワイヤーをカメラの先から出し、
尿管の狭窄部位を通過させ腎臓まで進める。
このガイドワイヤーというのが極めて細いので、完全に詰まっていなければ、
細くなってる部位を通過させる事が出来る。
通過さえ出来てしまえば内部で風船を膨らませ、狭窄部位を広げる事が出来るので、
そのお陰でポリエステルのステントを通す事が可能になるというわけだ。
俺の場合3年前の右側の尿管は狭窄し過ぎで一番細いガイドワイヤーすら通らなかった。
というわけで俺は右の腎臓を捨て、左一本をなんとしても死守しなくてはならないのだ。

ガイドワイヤーを腎臓まで進め、それを包む感じでステントが挿入されていく。
このステントっちゅうのが細いがそれなりに太い為、
「内臓に入ってくる」という何とも言えない感覚がかなり分かる。
かなり解る訳だが、実際処置中はその恐怖、痛み、早く終わってくれ感から
何も考える余裕は本当は無いのだ。

ステントが無事入り、ガイドワイヤーごと腎臓と膀胱でくるりと一周させる。
一周させ円を描くのは、位置ズレを防ぎ抜け落ちる事を防止する為である。
そしてガイドワイヤーとカメラを抜き留置術終了お疲れ様となる。

お疲れ様と言いたいが、地獄はまだまだこれからも続く。
チンコに7mmのカメラを突っ込むわけだから、チンコの中に傷が付き、
排尿時マジで汗だくになる程の痛みを伴うし血尿も出る。
地獄のような痛みはおしっこを出す度に減っていき、
処置後1日でやっと我慢出来る範囲内になる。
つまり1日は「マジでオシッコを出すのが怖い」状況が続くわけだ。
尿道に傷が付いているわけだからおしっこを出す度に激痛が走り、
覚悟を決めておしっこを出す光景は中々どうして泣ける訳である。

途中かなり端折ったが、簡単に尿管ステント留置術を説明するとこうなる。
簡単そうに書いてるが実際はマジで酷いし、麻酔投入後1時間近く時間が掛かる。
交換作業はまたちょっと違うわけだが、これ以上長文書くのは面倒なのでここまで。

文章にするとよくわからねえ作業であるが、まあこれでも分かりやすく書いたつもりである。
実際受けている本人はかなりキツく、
この一連の作業に伴う痛みは、ぶっちゃけ試練というか拷問以外の何物でもなく、
つまり俺こそ本当に生きる事の大変さを本気で理解していると言う事になる。

だってそうだろ考えてもみろ。
毎週1回確実に具合が悪くなるって解ってるのに入れなくちゃならない抗ガン剤に、
毎月1回死ぬほどの苦痛激痛が伴う尿管ステント交換術。
毎日必ず身体のどっかの部位から痛みを発し、1日として安静に過ごせる日などあらず、
つまりこの記事を通して俺が何を言いたいかというと、
何も考えないでのうのうと引きこもってられるお前らが羨ましいなあと。
2ch見てアニメ見て○○ちゃんとちゅっちゅしたいよーって言ってるだけのお前らが羨ましいと。

健康な身体に育ててくれた親に感謝しろやてめえらと言うわけで、
当たり前の事なので忘れがちだが、
健康で普通に働いてられるっちゅうのはとても羨ましく素敵な事なのであり、
健康な癖にプチ鬱とかいって無職やってるやつは俺に言わせれば完璧甘えなのである。

というわけで次は☆2で別の症例を紹介しようと思う。
まあそれなりに期待して待てばいいよ。
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